現役銀行員のクレジットカード使い分け術|マイル旅行・楽天経済圏・新NISA積立のリアル

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こんにちは、cherioです。いつもは一問一答ばかりなので、今日は息抜きのコラムを。

銀行員って、普段どんなクレジットカードを使っているの?と聞かれることがあります。仕事柄、カードの仕組みやお金の流れを毎日見ている銀行員が、プライベートで実際に選んでいるカードと使い分けを、今日は全部公開します。

結論:カードは「枚数」より「役割分担」

私の財布のスタメンはこの3枚。それぞれに明確な役割があります。

カード役割
ANA JCB ワイドゴールドメイン決済。マイルを貯めて旅行へ
JALカード(一般)JAL便に乗るとき用のサブ
楽天カード楽天経済圏の買い物+新NISAの積立

ポイントは、「何にでも使う1枚」ではなく「この場面ではこれ」と決めていること。還元率は使い方で決まるので、生活圏に合わせて役割を割り振るのが一番効率的です。

メイン:ANA JCB ワイドゴールド|マイルが「旅行資金」になる

私の趣味はマイルを使った旅行です。日々の生活費や固定費の支払いをこの1枚に集約してマイルを貯め、貯まったマイルで特典航空券を取って温泉地へ……というのが私の定番、自分へのご褒美コース。

ゴールドカードなので年会費はかかりますが、マイル還元率と空港での安心感を考えると、旅行好きには年会費以上のリターンがあると感じています。逆に、飛行機にほとんど乗らない方には不要な1枚です。ここが「役割分担」の考え方ですね。

このカードのおかげで、家族でこれまで何十か所も旅行してきました。国内だけでなく、マイルでハワイやシンガポールにも。国際線の特典航空券では経由地に滞在できる仕組み(ストップオーバー)を使って、1回の旅程に国内の複数滞在先を追加したこともあります。出発前に空港のカードラウンジでひと息つけるのも、ゴールドならではの楽しみです。

ひとつ正直に書くと、JCBブランドは海外を中心にまだ使えないお店が存在します。だから私は、2枚目以降は別の国際ブランドにする「ブランド分散」も徹底していて、楽天カードはVisaで作りました。メインが使えない場面でも必ずどれかで払える。これも銀行員的なリスク分散です。

楽天カード|楽天経済圏×新NISAの相棒

楽天市場・楽天モバイル・楽天銀行……いわゆる「楽天経済圏」で生活している方なら、楽天カードはほぼ必須の1枚です。私も楽天ユーザーなので、楽天での買い物はすべてこのカード。ポイントの貯まり方が体感でまったく違います。

新NISAは「クレカ積立+楽天キャッシュ」の二本立て

楽天証券で新NISAの積立をしている方に、ぜひ知ってほしい設定がこれ。

  • 楽天カードのクレカ積立(ポイントが付く)
  • 楽天キャッシュ(電子マネー)での積立(チャージでもポイントが付く)

この2つは併用できるので、積立枠を増やしつつポイントも二重で受け取れます。そして地味に嬉しいのが買付日。クレカ積立の買付日は固定(私は毎月8日。設定した時期によって決まります)ですが、楽天キャッシュ積立は1〜28日で自由に設定できるので、わが家はあえて日付をずらしています。月2回に分けて買い付けることになり、自然とドルコスト平均(時間分散)が効くんです。設定してしまえば、あとは完全にほったらかしでOK。

白状します:楽天モバイルだけは「意に反して」未契約

銀行員には、家族の家計管理を丸ごと任されている人が多いのではないでしょうか。わが家もそうで、口座もカードも積立も、家計はほぼ私の意のままに設計しています。……が、白状するとスマホだけは家族の事情(家族割の縛り)で別の回線。本当は楽天モバイルにしてSPU(ポイント倍率)をもう一段上げたいのに、ここだけは動けません。わが家で唯一、私の意に反しているポイントです。

ちなみに周囲の友人は楽天経済圏+楽天モバイル派が多く、聞くところでは「地下や建物の奥では電波が弱いことがあるので、povo(基本料0円・必要なときだけギガを買い足せる)をサブ回線にして併用している」とのこと。月額を抑えつつ電波の不安も消せる、賢い組み合わせだなと思います。

乗り換えを検討する方は、まず生活圏の電波状況を確認してからがおすすめです。
楽天モバイル公式サイトでエリアと料金を確認する

家族カードで大学生の子どもの家計を「見える化」

わが家では、大学生の子どもに家族カードを持たせています。これが家計管理にとても便利。

  • 利用明細が親の画面でも確認できる(使いすぎにすぐ気づける)
  • 現金の仕送りより履歴が残って管理しやすい
  • 家計簿アプリ(マネーフォワード ME)と連携すれば、家族全体のお金の流れが自動で1か所に集まる

「いくら使ったか分からない」が家計の一番の敵です。カード+家計簿アプリの組み合わせは、その敵をほぼ自動で退治してくれます。

番外編:税金払いの伏兵!「ファミマカード×ファミペイ」

メイン3枚のほかに、わが家には地味だけど侮れない1枚があります。ファミリーマートのファミマカードです(2025年9月にファミマTカードから生まれ変わったカード)。使い道はほぼ一点突破。固定資産税と自動車税の支払い専用です。

税金をクレジットカードで直接納付すると、実はシステム利用料(手数料)が上乗せされます。地方税のお支払いサイトでは、最初の1万円までで37円、以降1万円ごとに75円(いずれも税抜)。固定資産税のようにまとまった額だと、手数料がポイント還元を上回って「払うほど損」になりがちです。

そこでわが家はこうしています。

  1. ファミマカードでファミペイにネットでチャージ → チャージ額の0.5%還元
  2. ファミペイで納付書を支払い → 支払いでも還元+1件あたり10円相当

支払いはアプリの請求書払い(バーコードや地方税統一QRの読み取り)でも完結しますが、わが家は納付書を持ってファミマの店頭レジで払っています。理由は確定申告。店頭なら受領印付きの領収証書が手元に残るので、申告書類の管理が楽なんです。

手数料ゼロで、チャージと支払いのポイント二重取り。1回あたりは数百円〜千円程度の「気休め」ですが、固定資産税・自動車税は毎年必ず来る固定費。手数料を払い続ける人と、割引で払い続ける人の差は、10年単位で見ると万単位になります。地味な積み重ねこそ家計の体力です。

※還元率・対象は変更されることがあります。また高額の納付はチャージ上限に注意。お住まいの自治体がファミペイ請求書払いに対応しているかは納付書・自治体サイトでご確認ください。

銀行員がカードを選ぶときに見ているポイント

仕事でお金の流れを見ている立場から、カード選びで大事だと思う順に並べると:

  1. 自分の生活圏と合っているか(楽天で買い物するなら楽天、コンビニ・カフェが多いならタッチ決済に強いカード)
  2. 年会費とリターンのバランス(年会費無料でも十分戦える時代です)
  3. 家計簿アプリと連携できるか(管理できないカードは持たない)
  4. 不正利用への補償・検知がしっかりしているか(ここは職業柄、絶対に外せません)

4つ目の不正利用については、私自身の体験があります。ある日JCBから電話があり、「いまベルギーにいらっしゃいますか?」と。身に覚えのない海外利用を検知システムが即座に見つけて、カードを止めてくれたのです。不正利用そのものは発生しましたが、補償で損害は1円もなし。普段は新しい決済先や大きな金額のたびに本人確認を求められて少し面倒なのですが、あの電話以来「面倒くささは安心の裏返し」だと思うようになりました。

逆に「ポイント還元率の数字だけ」で選ぶのはおすすめしません。使わないお店で還元率が高くても、1ポイントも貯まらないからです。

まとめ:これから1枚目を作るなら

  • 楽天をよく使う方 → 楽天カード(年会費無料・楽天経済圏との相性が抜群)
  • コンビニ・カフェの利用が多い方 → タッチ決済系の年会費無料カードが有力候補
  • 飛行機によく乗る方 → 航空系カードでマイルを「第2の旅行資金」に

カードは「たくさん持つ」より「役割を決めて使い切る」が正解。あなたの生活圏に合った1枚を選んでくださいね。

※本記事は個人の体験談です。カードの申込・投資の判断はご自身の状況に合わせてご検討ください。NISA・投資信託は元本保証ではありません。