AML/CFTスタンダード試験配点と感想

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テストが終了して退室後、受付にパスワードを返却すると、A4用紙に出力された「スコアレポート」を手渡しされます。

そこには、総合スコア、総合評価、配点、出題テーマ一覧等が表示されています。

この記事の配点情報について

この記事の配点データは、私が2024年12月に受験した結果(2024年度版問題集対応)に基づいています。2025年度版も同じ配点・構成であることをネット上の情報で確認しています。
2026年度版は問題集のページ数が増えており(193→211ページ)、配点が変わっている可能性があります。最新情報は受験時のスコアレポートでご確認ください。

AML/CFTスタンダード試験の配点

  • 第1章 金融犯罪          12点(6問)
  • 第2章 FATF             10点(5問)
  • 第3章 国内法規制等        10点(5問)
  • 第4章 リスクベース・アプローチ  20点(10問) ←最重要!
  • 第5章 管理態勢          12点(6問)
  • 第6章 顧客管理          18点(9問)
  • 第7章 疑わしい取引        18点(9問)

試験時間は100分。全50問・4択形式。100点満点で70点以上が合格です。

つまり1問2点なので、50問中35問正解すれば合格ラインです。

私の実際のスコアレポート

2024年12月に受験した私のスコアレポートがこちらです。

私の得点(2024年12月受験・総合80点・合格)
  • 第1章 金融犯罪      12点 / 12点 ✅ 満点
  • 第2章 FATF         6点 / 10点 ⚠️ 2問落とした
  • 第3章 国内法規制等     6点 / 10点 ⚠️ 2問落とした
  • 第4章 リスクベース・アプローチ 18点 / 20点 ✅ 1問落としのみ
  • 第5章 管理態勢       6点 / 12点 ❌ 3問落とした
  • 第6章 顧客管理      16点 / 18点 ✅ 1問落としのみ
  • 第7章 疑わしい取引    16点 / 18点 ✅ 1問落としのみ
体感と現実のズレが怖い…

私はまんべんなく全章を覚えていたつもりでした。でも結果を見ると第2章・第3章・第5章でガクッと落ちています

第2章と第3章は「数字・固有名詞・法律の名称」が多く、わかった気になって細部が曖昧だと落とす章です。第5章は試験当時まだ問題集が薄かったので対策が不十分でした。
「わかってるつもり」が一番怖い。

合格者でも落とした!私の弱点と傾向

80点で合格できましたが、落とした問題にははっきりとした傾向がありました。同じところで躓く方は多いはずなので、参考にしてください。

❶ 第2章・第3章:国際動向と法規制の「細部」で落とす
  • FATFの最新動向(第4次審査)は押さえていても、過去の審査の「何が不十分と指摘されたか」という歴史的経緯で迷いが生じた
  • 犯収法だけでなく国際条約・外為法の細かい規制要件が混在すると混乱しやすい
  • 対策:「わかった気」が一番危険。一問一答で細部まで確認を
❷ 第5章:主語が「経営陣・組織」になると難しくなる
  • 取締役・経営陣の具体的な役割(3つの防衛線における位置づけ)の見極めが難しい
  • 持株会社を含むグループ全体での一元管理・監査態勢は実務でイメージしにくい
  • 記録の保存期間・保存方法(確認記録と取引記録の違い)で勘違いしやすい
  • 対策:「現場担当者」ではなく「経営・組織」視点に切り替える練習が必要
❸ 第6章・第7章:特殊ケースの「厳格なルール」を甘く見ない
  • 外国PEPs(重要な公的地位にある者)は定義範囲・確認項目・経営陣の承認が必要という厳格なルールでひっかかりやすい
  • 疑わしい取引の「参考事例」は業態や取引パターンが多様で、1つのパターンを見落とすと落とす
  • 対策:6・7章は日常業務に近いぶん「感覚」で解きがち。条文・ガイドラインの言葉で覚え直す
このブログで対策できます

上記の弱点ポイントは、このブログの一問一答で重点的に対策できます。特に第5章(管理態勢)・第6章(外国PEPs)は詳しく解説していますので、ぜひ活用してください。

配点から逆算する!合格戦略

闇雲に全部勉強するのは非効率!配点を見れば、どこを重点的に押さえればいいかが見えてきます。

銀行員目線の優先順位
  • 🥇 第4章 リスクベース・アプローチ(20点):絶対に落とせない最重要章。ここで満点近く取れると一気に楽になります。
  • 🥈 第6章 顧客管理(18点)+第7章 疑わしい取引(18点):合わせて36点。日常業務でなじみがある方も多いはず。
  • 🥉 第1章 金融犯罪(12点)+第5章 管理態勢(12点):暗記すれば取りやすい。ただし第5章は細かい内容が多いので油断禁物!
  • 📌 第2章 FATF(10点)+第3章 国内法規制(10点):数字や法律名の暗記が必要。「わかった気」になりやすいので一問一答で確認を。

捨て科目はつくれない

第4章・第6章・第7章で合計56点分あります。ここを8割取っても44.8点。残り4章の44点から最低26点取らないと70点に届きません。

つまり苦手な章でも最低限の得点は必要。「捨て科目なし」が基本戦略です!

侮ると本気で落ちる!

私の同僚、何人も落ちました…

大きな声では言えませんが、部長や次長レベルの方々でさえも、2度落ちた方もおられました。

「業務でやってるし余裕でしょ」と思っている方ほど危険です。実務と試験は別物。知っているようで言語化できていないことが、4択の選択肢の前で露呈します。

試験のひっかけパターン(要注意!)
  • 数字が1つだけ違う(「38カ国」→「138カ国」など)
  • 「のみ」「すべて」「いずれも」など断定語が入る
  • 2文ある選択肢の「前半は正しく後半が誤り」パターン
  • 省庁名・法律名の一部が入れ替わっている

しっかり対策をして、一発合格を狙ってください!

試験当日の流れ

  1. テストセンターにて受付・本人確認(身分証必要)
  2. 荷物をロッカーに預け、パスワードを受け取って入室
  3. PCで受験(100分・50問・4択)
  4. 終了後、退室してパスワードを返却
  5. 受付でスコアレポート(A4用紙)を受け取る ←ここで合否がわかる!

合否はその場でわかります。ドキドキしますが、しっかり準備していれば大丈夫です!

合格証(認定証)について

テストセンターで受験し合格判定をいただけると、翌日以降、マイページからPDFにて自身で出力できます。